大学図書館員 坂本です

学びと遊びを考える

近畿大学通信教育部図書館司書コース 試験対策図書館情報技術論

コンピュータにおける「数値」と「数字」の違いについて説明せよ


コンピュータの世界では数値と数字の捉え方は違う。
コンピュータにとって数値は文字コードで計算に使えるが、数字はASCIIコードで、計算に使えない。
具体例として、数値の2は、2進数では「00000010」であるが、数字の2は「00110010」となり、異なるわけである。

XMLとHTMLの違いについて説明してください。
XMLは自由にタグを設定できるのに対して、HTMLは決められたタグを使用することが求められる。
たとえば、XMLでは<図書></図書>などの表現ができるが、
HTMLで太文字で表現しようとした場合、
規定された<B></B>なる。
XMLは、タグに意味を持たせることができるので、データを解釈しやすい。ただし、XMLデータを見やすく表示するには、レイアウトに関する設定を別個に与える必要がある。

 

コンピュータのネットワーク化のメリットについて説明してください。


1 一台のコンピュータを多くのコンピュータから利用できることを可能とし、距離的制約と時間的制約を無くした

2 情報のネットワーク化をもたらす。いつでもどこでも情報にアクセスできる。

その他、具体的に…
・データの共有
・最新情報の更新
・機器の共有
・作業の分散化
・リモートコントロールが可能

 

図書目録をデータベース化することのメリットについて説明してください。


1 データの入力・記憶は、1件につき1回でよい
2 データの追加は自由で、順番を気にする必要がない
3 コンピュータで高速検索
4 様々な条件で検索することが可能
5 同時に複数の人が検索可能
6 貸出し中などのデータの書き換えがリアルタイムに可能

 

サーチエンジンの適合度順出力の方法について説明し、その長所と問題点についても説明してください。


・適合度順出力とは
検索結果を出力する時、適合度を判断して、適合度の高い順にソートして出力する

webページが他のページからリンクされている数を適合度の判断基準とする
リンクが張られている数が多いほど、評価され便利で有用であると判断する

キーワードの出現位置、ページ更新日、参照履歴、リンク構造なども加味して総合的に適合度を判断する

・長所
検索結果の上位何件かを閲覧すれば事足りることが多い
難しい検索演算子を意識して使う必要がない

・問題点
ロボット型サーチエンジンを回避するタグがある
適合度を判断するアルゴリズムによって、正確性が左右される
アルゴリズムによっては、悪意のあるwebページ作成者が利用して、自分のwebページのランキングをあげる操作をする
サーチエンジン毎に、適合度の判断するファクターが異なるので、検索結果のランキングも異なってくる

 

図書館の基本的機能である「貸出・返却」において、情報技術の側面から現状を述べてください。


・バーコード
利用者IDと図書IDを関連させる
一冊ずつバーコードをスキャンしなければならない
ICタグ
手続を済ませていない本の持ち出しを防ぐ
自動仕分け機の利用が可能
ダンボール箱に入れて一度に処理できる
導入にはコストがかかり過ぎるので普及していない
・WebOPACを使用した予約・リクエスト、ロッカーと組み合わせた24時間貸出
・自動貸出機

 

国立国会図書館のレファレンス共同サービスについて、以下の点を説明してください。


・構成
・利用のしかた

※「レファレンス共同データベース」にアクセスしてみてください
http://crd.ndl.go.jp/jp/public/

・レファレンス共同データベースとは
国立国会図書館が全国の図書館等と協同で構築している、調べ物のためのデータベース

・構成
レファレンス事例…参加館で行われた質問回答サービスの記録
調べ方マニュアル…特定のテーマやトピックに関する情報源の調べ方
特別コレクション…個人文庫や貴重書など、参加館が所蔵する特殊なコレクションに関する情報
参加館プロファイル…レファ協に参加している各参加館の情報

・利用のしかた
「図書館としての利用」
公開レベルを設定できるので、まずは自館の記録管理用に活用
その後、公開することもできる
細かい検索条件で検索することができる
データの登録機能、支援機能、統計的機能

「一般利用者としての利用」
簡易検索では、4つのデータベースを一度に検索できる
(レファレンス事例DB、調べ方マニュアルDB、特別コレクションDB、参加館プロファイルDB)
詳細検索で、細かい条件の検索ができる
カテゴリからも検索できる

 

電子ジャーナルについて、そのメリットとデメリットを説明してください。


・メリット
速報性
キーワード検索が可能
同時に複数人が利用可能
冊子体の保管場所が不要
未着、欠号、製本の問題なし

・デメリット
ブラウジング機能がない
モニターで読まねばならない
移行期の費用がかさむ
一旦導入したら中止することが難しい

 

代表的な機関のデジタルアーカイブを紹介してください。その場合、かならず自分自身でアクセスしてみて、PRするつもりで説明してください。


国立国会図書館デジタル化資料
国立国会図書館で収集・集積されているさまざまなデジタル化資料を検索・閲覧できるサービス。貴重書・準貴重書をはじめとした江戸期以前の和古書、清代以前の漢籍など、約7万点をインターネットに公開しています。
資料を閲覧するときは拡大縮小でき、ページをジャンプすることもできる。
ただしキーワード検索はできないようだ。
アクセス数1位は昭和5年発行の「エロエロ草子」である。
文章とイラストで当時の人々が性に対してどういった意識を持っていたかがわかる資料である。
当時の風俗を知る手がかりとなるものであるが、こういったものはなかなか手に取りにくいものであるので、保存する目的のほかに有効な資料と言えるだろう。

 

デジタルレファレンスサービスの種類をあげ、各々について説明してください。


・電子メールレファレンス
図書館内にいなくても利用可能。
Webフォームを事前に用意しておけば、情報の集積が可能。
非同期である。

・チャットレファレンス
ボイスチャットビデオチャット、テキストチャット
同期性があるが、即答できるとは限らない。
随時対応する人手が必要となる。