大学図書館員 坂本です

学びと遊びを考える

近畿大学通信教育部図書館司書コース レポート対策 図書館情報技術論

参考にしてください。

1.情報技術の基本と社会との関わりについて

 情報技術の基本はコンピュータ、ネットワーク、データベースである。これらの社会との関わりは、ATM、POSシステム、電子商取引電子マネーなどがある。ATMは現金の引き出しなどが可能となっているが、ネットワークでデータベースに繋がっており預金の出し入れの情報を管理しているからである。POSシステムはコンビニエンスストアやスーパーマーケットなど小売業全般に利用されているものである。販売する際にレジのスキャナーを使ってバーコードを読み取ることで、いつ・どの商品が販売されたかを情報としてデータベースに保管し、在庫管理・商品発注に役立てている。

 電子商取引は、企業と個人間のネットショッピング、企業同士の取引、個人同士のやりとりであるネットオークションなどが挙げられる。

 電子マネーには磁気カードやICカード、ICチップを利用したおサイフケータイがある。磁気カードでは鉄道や公衆電話で使えるものだが、偽造が容易なこともあり、現在は現象傾向にある。

ICカードでは先払いのチャージ式、クレジットカードと紐付ける後払いタイプがある。

2.図書館において情報技術が利用されている設備、業務、サービスについて

 蔵書データの管理、貸出・返却、検索・予約、図書館利用状況の統計、ホットスポット化、図書館資料のデジタルアーカイブ、ICタグ、自動貸出機、自動書庫、自動仕分け機、、デジタルレファレンスサービス、電子図書館などが挙げられる。

 蔵書管理では、データベースによって、膨大な蔵書を一元管理することができる。

 貸出・返却では、バーコード・ICを使用して利用者IDと図書資料IDを結び付けて、作業時間の短縮・省力化を図ることができる。

 検索・予約は、OPACと呼ばれるコンピュータシステムに、対象の書籍のキーワードを入力することで素早く行える。外部ネットワークに繋がれたWEBOPACでは、たとえ図書館にいなくても、オンラインに接続した自宅PCやスマートフォン等からこれらが行える。

 ホットスポット化では、ノートPC等の端末を持ち込むことで無線を使用したオンラインネットワークに接続できるようになる。

 図書館資料のデジタルアーカイブでは、テープ・紙媒体など経年劣化していく資料をデジタル化することで原本を保存しながらデジタルデータを貸し出すことが可能となる。

 ICタグにおいては非接触式を利用することにより、大量の図書データを一瞬で読み取ることができる。また、貸出手続きをしていない図書に反応するゲートを設置することで、不正持出しを防ぐことができる。

 自動貸出機では利用者自身がIDカードと図書のIDを読み取らせることにより図書館員の作業を軽減する。

 自動書庫はコンピュータで検索した図書を自動的にカウンターまで持ってくるロボット技術で省力化に繋がる。

 自動仕分けはICチップとベルトコンベアを使用することで省力化が可能となる。

 デジタルレファレンスサービスは、メール、チャット、ボイスチャットを使用して図書館外からサービスを享受できる。

 電子図書館では、ネットワークによる情報の提供、音声・動画などマルチメディアの活用などがある。

3、前項で述べたとおり多くの良い点があるが、同時に問題点もある。

図書館のコンピュータを外部ネットワークに繋ぐことで不正アクセスの危険性がある。

もし利用者データを保管しているサーバーにアクセスされれば、個人情報の流出になりかねない。これに対応するためにセキュリティソフトの導入はもちろんのこと、利用者のデータを管理するサーバーを外部ネットワークからアクセスできないようなシステム構築が必要となる。またデータベース内のHDDドライブなど記憶媒体は、クラッシュの可能性もあるのでRAIDのようなバックアップシステムを構築することが必要となる。

次にデジタルアーカイブ化であるが、経年劣化のしないのは、デジタルデータの強みではあるが、記憶媒体は劣化する。特に衝撃、キズ、熱、湿度に弱いことから、長期保存に耐えるバックアップを取らなければならない。

最後に電子図書館であるが、電子書籍のコンテンツ不足が解消されない理由と同じく、デジタルデータならではの著作権問題などクリアしなければならない壁が多くある。