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大学図書館員 坂本です

学びと遊びを考える

近畿大学通信教育部図書館司書コース レポート対策 生涯学習概論

司書資格

生涯学習論で僕が提出したレポートです。

参考にしてください。

 

生涯学習は個人であれ、団体であれ、主体的に学習を進めることが求められる。
そして、その学習に必要なのは学習の場であり、学習を支援する施設である。
施設は主に国や地方公共団体が計画的に配置している。
また施設の種類によっては、根拠となる法律・運営の基準が定められているものもある。
このようなことを前提に、生涯学習の公的施設はそれぞれの特徴を活かし、事業を行いながら、かつ専門職者を置くことで、市民の学習を支援している。
以下に生涯学習のための公的施設の種類と役割を述べる。


1、 公民館
社会教育法によって定められているように、地域住民のために設置され、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行うことにより、住民の教育の向上、健康の増進や情操の純化を図ることをその役割とする。
それには、社会教育活動の場として、学習活動の内容の充実と高度化する人々の生涯学習の要望に応えることが求められる。
そして、文部科学省の調査によると、平成20年の時点で全国の公民館数は1万5,943館となっており、図書館数の3,165館と比較すると圧倒的に多い。
学習の場はできるだけ近くにあるほうがよいという考え方からも公民館の担う役割は大きいといえる。


2、 公立図書館
図書館資料を収集及び提供することにより、利用者の読書や生活上の問題を解決することを役割とする。
特に生涯学習においては、生涯学習情報事業そのものを担うとも言える。
生涯学習の基本は個人学習といわれており、学習に行き詰ったとき、問題を解決して先に進めないことがある。
それを支援するものとして司書が配置されている。


3、 博物館
科学博物館、美術館、歴史博物館、動物園、植物園など専門性が明確になっている施設であり、人々の多種多様な学習要求に対応する役割を担う。
それは、博物館法において、「『博物館』とは、歴史、芸術、民族、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管し、展示し」と記されているところからもわかる。
学習を支援する専門性知識を持った者として、学芸員などが配置される。


4、 青少年教育施設
青年の家や、少年自然の家などをいう。
青年の家では、勤労青年や学生たちに実験実習設備を持つ施設を開放し、社会性を身につけさせ、健全に育成されるように手助けする役割を担う。
少年自然の家では、少年を恵まれた自然の中に開放し、自然の探求や野外活動を通して、情操や社会性を豊かにし、心身を鍛錬することをその役割とする。
5、 女性教育施設
男女共同参画社会実現のために、女性の社会参加と自立を支援する役割を担う。
学習内容は、ジェンダーに関する学習、経済的自立のための学習、多様化する家庭教育に関する学習などである。


6、 視聴覚センター
視聴覚教材・教具を活用して、学習効果を高めることを目的に、教材・教具の貸出しや、活用の指導・助言を行うことを役割とする。
学習内容は実に様々で、自然・科学・環境・語学などに関する社会、男女共同参画などに関する人権、住宅・安全に関するくらし、文学、芸術・文化、健康と多岐にわたる。


7、 スポーツ・センター
人々の健康増進と運動技能の上達を担う施設という役割を担う。
内容としてはフィットネス器具を使った個人で行うものや、複数人で行うスポーツ教室・ダンス教室などがある。
配置される専門職者には、市民への学習支援のほか、運動の際の事故の危険性があるので、それを減らすための指導も行うことが求められる。


8、 生涯学習推進センター
同センターを中枢機関として上記諸施設が持っている情報を集中させ、県民・市民からのアクセスがあれば直ちに情報提供をするという役割を担う。
そしてほかには、連絡調整、学習情報の提供、学習相談、指導者の養成、学習内容・学習方法などの開発、調査研究、広域学習事業などがある。